コラム

メンテナンス・リフォームのタイミングはいつが最適?

2022.05.26

住まいは長く暮らすうちに、さまざまなお悩みが出てくるものです。

具体的に、次のような項目に思い当たる点はないでしょうか。

・外観が古ぼけて見えるようになった

・壁紙が日焼けしている、色褪せている

・床の色褪せや傷、見た目の劣化

・天井にシミがある

・トイレが流れにくい、臭いが気になる

・キッチンの作りが古い、機能不足

「そういえば…」と思ったら、そろそろメンテナンス・リフォームのタイミングかもしれません。

一方、上記の項目にはまだ当てはまらないものの、今後どれくらいでリフォームが必要となるのか知っておきたい人もいるでしょう。

そこでこの記事では、メンテナンス・リフォームのタイミングを具体的に解説します。

リフォームに最適な時期を選び、スムーズに行えるように準備を始めましょう。

メンテナンス・リフォームのタイミング

戸建て住宅でメンテナンス・リフォームが必要となるタイミングは、場所ごとに違いがあります。建物を守る外回りと内部とわけて説明します。

外回り(外壁・屋根)のメンテナンス

家を守る外壁は、新築からおよそ10年~がメンテナンスのタイミングです。外壁は年数が経つと見た目が色褪せる、傷つくなどのほか、機能性塗料の効果が衰える可能性があります。サイディングでは継ぎ目のシールが硬化し劣化が始まるのは10年前後です。見た目に大きな変化を感じなくても、10年を目途に修繕工事・リフォームを検討しましょう。

また、屋根も同様に10年程度が経過すると、色褪せや部分的な破損が気になりだします。再塗装・補修をおすすめします。瓦屋根は大きな地震や豪雨などがなければ比較的長持ちするため、葺き替えのタイミングは20年~と考えてよいでしょう。

外壁や屋根が劣化すると雨水の侵入を防ぐことができなくなります。雨漏りは室内を水浸しにする他に、放置すると建物の重要な構造部分を腐らせてしまうことになります。

外壁や屋根のメンテナンスは10年を目安にするといいでしょう。どちらもメンテナンス工事をするためには足場工事が必要になりますので、同時に行うと経済的です。もしバルコニー防水がある場合はこちらも表面が剥離するのは10年ころです。まとめてメンテナンスを行い雨水の侵入を守りましょう

家の内部のリフォーム

キッチン

キッチンの修繕工事・リフォームの目安は10年~です。

システムキッチンの耐用年数は10年以上のものがほとんどですが、10年を超えて使用していると、水漏れや設備が使えなくなるなどの不具合が起こることがあります。

また、機能上は問題がなくても、シンクの曇りや引き出しの滑りの悪さなどが目立ち、使っているうちに「新しいものに変えたい」と思うこともあるでしょう。くわえて、システムキッチンの最新設備には魅力的なものが多く登場しています。

新しい設備に魅力を感じたときも、修繕・リフォームを行うタイミングといえます。

浴室

浴室のリフォームは15~20年が目安です。

掃除してもカビが取れない、コーキング材の剥がれ・ひび割れ、悪臭などの問題があれば、耐用年数に満たなくてもほかの設備と同様に新調を検討してよいでしょう。コーキングが切れて水がもれてしまうと構造材の腐蝕につながりますので、無理をして使用しないほうがベターです

また、給湯器は10年前後で交換が必要となることが多くなります。給湯器に不具合があると、お湯が出ない、お湯の温度が一定でないなどの不具合が発生するため、早めの対処をおすすめします。

同居する高齢者が安全に暮らすために、あるいはご自身の将来に備えて浴室の修繕・リフォームを行う人も多くいます。手すりの設置や段差の除去など、バリアフリー化に向けたリフォームは補助金が利用できる場合もあるため、事前にチェックしてみてください。

トイレ

トイレの耐用年数は15年程度です。

頻繁につまる、水漏れが発生する、臭いが気になるなどの不具合が出始めたらリフォームのタイミングと考えてもよいでしょう。

近年は非常に多機能なトイレが続々と登場していますが、なかでも注目したいのは節水機能の向上とタンクレス化です。旧式のトイレでは1回流すのに多くの水を使用していましたが、今では水流や流れ方の工夫によって少ない水で流せるようになっています。

結果、節水効果が大幅に上がっているため、新しいトイレへとリフォームすることで、水道料金の節約や地球環境への貢献が期待できます。

壁紙

壁紙の張り替えはおよそ10年が目安です。

剥がれや日焼け、色褪せなどが目立つようになってきたら、交換のタイミングとなります。10年に達していなくても、新しいものに交換しましょう。

壁紙は家のなかで大きな面積を占めるため、新しいものに変えるとイメージもガラリと変わります。

フローリングの耐用年数は使用している物によりますがおよそ10年程度です。

歩いた部分に沈み込むような感触がある、軋むなどの不具合を感じたら、修繕・リフォームを検討してください。

畳は表面に傷や日焼けが目立ってきても、裏返しを行えば長く使用できます。裏返しのタイミング3~5年が目安で、総合的に考えると10年は使えます。

耐用年数はあくまでも目安として、家族の使い方や要望に合わせて、メンテナンス・リフォームを検討してみてください。

まとめ

今回は、住まいのメンテナンス・リフォームのタイミングについて詳しくお話ししました。

メンテナンス工事はまとめて行うと経済的なので、外回りは10年、内部は15年を目安にするといいでしょう。 その時々でご自宅の状況を知ることが、メンテナンスやリフォームを最適に行ことができます。サン品質住宅では、家の品質を守るために住宅の状況を調査し専門のメンテナンススタッフがご対応しております。大切な家をずっと快適にお住まいいただきたくために、サポートしています。

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