コラム

新築住宅で水漏れ?後悔しない為の床下検査について

念願のマイホームを手に入れ喜んでいたのも束の間、水漏れが発覚し肩を落としている人もいることでしょう。新築住宅とはいえ、実は欠陥があるケースは少なくありません。

その中でも、水漏れに関するトラブルはとても多いのです。

そこでこの記事では、新築住宅の水漏れを未然に防ぐためにできること、床下検査について詳しく解説します。

新築住宅の水漏れは意外と多い

水漏れは、経年劣化によるものだと思われがちですが、新築住宅やリフォーム工事をきっかけに起こることが多いトラブルとして知られています。原因は施工ミスがほとんどです。

そのため、ただ新築住宅だからと言って安心するのではなく、引き渡し前にしっかりと確認しておくことをおすすめします。また、水漏れが発覚するタイミングは、洗濯機を回したり、浴室や洗面所を使ったりする場合が多い傾向があります。

さらに「家の中がジメジメしている気がするので点検を頼んだら、床下に水漏れがあった」「高い水道料金を請求されてから水漏れに気づいた」などのケースもあるので、心当たりのある人は水漏れを疑ったほうが良いでしょう。 床下の水漏れは住んでいる人にも分かりにくいトラブルです。「新築してから床下の水漏れに2〜3年ずっと気づかなかった」という声もあるほど、頭を悩ませやすいものと言えます。

新築住宅の床下検査の重要性

床下の水漏れを長く放置しておくと、構造部分の劣化だけでなく、腐食やカビ、錆などが発生してしまい、マイホームの劣化が早く進みます。

床下の水漏れは意外と排水管からの漏水が多くなっているので注意が必要。ただでさえ、床下の水漏れは気付きにくいものです。理想が詰まった新築住宅に長く住むためにも、新築住宅を購入する際は「床下検査」をおすすめします。

床下インスペクションとも呼ばれる「床下検査」では、「建物の強度が低下していないか」「構造に問題はないか」「法律に基づいて施工されているのか」を確認できるのがメリットです。

住宅の購入には、大きな出費が伴います。そのため、一生に一度あるかないかの大きな買い物に失敗しないよう気をつけなければいけません。

床下検査をすると床下を覗けるので、建物を支える重要な部分である基礎のコンクリートの状態などをチェックできます。木造住宅の場合は木部の土台や大引きなど、鉄骨造であれば鉄骨材やボルトの状態を確認できるため、床下の状態の良し悪しをはっきりと見られるのです。

床下の水漏れは、配管の継ぎ目部分から漏水することもあれば、配管の繋ぎ忘れで水が漏れてしまうこともあります。さらに基礎コンクリートの継ぎ目から浸水するケースもあるので、床下検査で基礎段階からチェックしておくことが大切です。

新築住宅の床下検査を行う際に注意するべきポイント

床下検査で1番気をつけるべき点は、基礎コンクリートにひび割れがあるかどうかです。建物の外側から見えるような基礎はすでに上からモルタルが塗られているものです。モルタルに見られるひび割れは構造的に問題はないのですが、基礎コンクリートのひび割れはすぐに修繕が必要です。

建物の外側だけをチェックしただけでは、内部の本当に重要なひび割れを確認することはできないため、床下での基礎コンクリートのチェックは欠かせません。

しかし、床下検査が常に安心というわけでもありません。床下検査完成後の検査では、コンクリートの内部にある鉄筋や、床下配管の内側がどのような状態なのかをはっきり確認できるわけではないからです。

そのため新築住宅の床下検査を行う際は、検査の限度があることも踏まえた上で専門家の力を借りるようにしましょう。

まとめ

今回は、新築住宅で発生し得る水漏れと、床下の検査について解説しました。

新築住宅だからといって、必ずしもトラブルがないわけではありません。

トラブルを未然に防ぐために、床下検査の実施やそのほかの対処を含め、プロに相談するようにしましょう。

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