コラム

外壁と屋根の定期点検・修繕工事の必要性と重要性

2021.08.9

今回は、外壁や屋根の定期点検・修繕工事の必要性と重要性や、外壁・屋根の塗り替えや修繕工事を行う理想的なタイミングについて解説していきます。

マイホームを維持するためには定期的な点検と修繕工事が不可欠

自動車に定期点検が必要なように、住宅には定期的な点検や修繕工事が不可欠です。しっかりと修繕することで家を長持ちさせ、資産価値を維持することができます。

これから長く住むお家ですから、新築時の図面や仕様書等は、大切に保管しておきましょう。点検を行った場合は、点検の結果や修繕工事の図面もしっかり保管しましょう。その後の点検や修繕工事を実施する際の重要な資料となります。

点検を行い、不具合があった場合は、早めに修繕工事を実施しましょう。不具合をそのまま放置すると、ますます状態が悪化し、それを元通りに復旧するのに莫大な費用がかかってしまいます。

また、ご自分の住宅を売却する場合に、点検の記録などが保管されていれば、中古住宅の価値を判断する際の有効な材料として活用することができます。

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自分でできる屋根・外壁のお手入れ、確認方法

家の外壁や屋根は、雨風や日光に晒されることで徐々に劣化や色あせが進行していきます。強風や大雨はもちろん、紫外線や真夏の猛暑、真冬の冷気などにマイホームが晒されることによって、外壁や屋根は私たちの想像以上にダメージを受けています。

外壁や屋根の日頃のお手入れ時の方法と注意する点を見ていきましょう。

外壁

外壁の表面には、雨水による泥はね、ほこりなどの軽い汚れ、あるいは湿度の高い条件の下ではカビやコケ、藻などが付着することもあります。表面に長く付着していると、塗装の劣化を早めますので、なるべく早く落とすことを心掛けましょう。

塗装は、美観の他に下地への水の浸透を防ぐ役割をしていますので、早めのメンテナンスが大切です。目地が切れていると水が浸入する恐れがあります。

モルタルは外壁を目視してヒビやコケがあったら要注意。手で触るとチョーク粉のようなものが出たら塗装をする時期です。

屋根

屋根は、特に日常的な手入れは必要ありませんが、ノンアスベストタイプのスレート瓦は、目視でヒビを確認してください。二階から下屋根を見ると確認することができます。

台風や強風の後は浮き上がったり、ガタついたりしているところがないか点検しましょう。飛来物でキズや割れがついていないか。錆びていないか。板金部分に擦れが生じていないかを確認しましょう。

屋根に上がることは、転落事故などがあり大変危険です。修理などは必ず専門業者に依頼しましょう。

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外壁・屋根の修繕工事の理想的なタイミング

外壁の点検、塗装をするタイミング

住宅金融支援機構が発表している「マイホーム維持管理の目安」では、モルタル壁・タイル貼り壁では2~3年ごと、サイディング壁(窒業系)では3~4年ごと、金属板・サイディング壁(金属系)では2~3年ごとに業者による点検を推奨しています。

主な点検項目は、外壁のさび、割れ、シーリングの劣化、はがれ、変形、色あせなどです。

外壁の材質によって異なりますが、2~4年ごとに点検を行い、10年を目安に表面の塗装を行いましょう。

ただし、工法、仕様、所在地の気候等によっては、点検・補修の項目や時期は異なってくることがあります。

屋根の表面塗装、葺き替えのタイミング

「マイホーム維持管理の目安」によると、瓦葺きの屋根は5~6年ごと、屋根用化粧スレート葺きは4~6年ごと、金属板葺きは2~3年ごとの点検が推奨されています。

主な点検項目は、瓦葺きであればずれ、割れ、スレート葺きや金属板葺きの場合は、色あせ、色落ち、ずれ、さびなどになります。

スレート瓦、銅板の場合は、約4~6年ごとに点検を行い、建築して10年を目途に表面の塗装、20年目を目安に葺き替えを行いましょう。

修繕工事で、新築住宅のような輝き・イメージチェンジも

外壁や屋根の修繕工事には、マイホームに新築時のような輝きを取り戻させたり、色を変えてイメージチェンジを施すといったデザイン的な役割もあります。また、最近では遮熱塗料や断熱塗料、耐汚染塗料といった機能を持っている塗料も多数販売されています。そのため、新築時以上に優れたマイホームを手に入れることも可能と言えるでしょう。

サン住宅品質検査では、お住まいのご自宅をより長く暮らしていただくことをモットーにリフォーム工事も提供しています。見た目だけをきれいにするだけなく、しっかりとした調査に基づいたリフォーム工事を承っています。

少しでも気になる点があれば住宅診断を受けてみよう!

こんな時は中古住宅のホームインスペクション(住宅診断)をお勧めします。

  • ご自宅を売りたいと思っている時
  • 新築購入時の瑕疵保険が満了となるタイミング
  • ライフスタイルに合わせてリフォームしたい時

ホームインスペクションでは、外壁だけでなく雨水の浸入しやすい屋根も確認します。サーモカメラによる調査やドローンを使った上空からの屋根材の破損も調査することができます。

木造住宅の寿命は30年といわれますが、インスペクション(住宅診断)で、建物の状態を確認し、修繕計画を立てメンテナンスをすることで、家の価値を維持することができます。大切なお家に長く住むには、定期点検や修繕工事が不可欠です。しっかりと修繕することで家を長持ちさせ、資産価値を保ちましょう。

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