コラム

中古住宅の注意すべき建物状況3選

2020.12.22

1・雨漏り

雨漏りは建物にとって最も注意すべき重大な瑕疵です。雨漏りの量や期間が短ければ影響は多くはないですが、長い間雨漏りの状態であると、構造である柱や梁が腐ってしまい、建物が傾いてしまったり、シロアリが住み付いてしまうこともあります。

早期に対応して修繕することが重要です。雨漏りが発生しているかは、水シミやカビ、木のアクが垂れていないかで、見つけることができます。その場合、原因は雨漏りだけでないこともあり、環境や建物の造りや、使い方の状態で判断します。シミは内部だけでなく外部でも注意しなくてはなりません。

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建物の瑕疵による雨水の浸入は、屋根から漏れているのではと思われがちですが、一番多いのは外壁で、サッシ周りのコーキングの劣化、防水テープの劣化、構造による亀裂や外壁材に経年劣化などによって、雨水が浸入してしまいます。

隙間の多い古い建物では、住宅内部に入ってしまった雨水はスムーズに排出されるため、再び乾燥することで被害は大きくならずに済んできました。しかし、近年の高気密高断熱住宅では壁内に外気が入りにくくなっているため、雨水が浸入することで湿気が壁内内部に溜まりやすく、見えない部分で被害が大きくなっていることも少なくありません。そのため怪しい個所は深く調査を行い確認する必要があります。

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2・外壁のクラック

外壁のモルタルは、多くは経年劣化により、その素材上クラックが入りやすく、放置することでクラックの幅がさらに広がってしまうことがあります。クラックの場所や幅によって原因はさまざまで、クラックの幅によっては、雨の浸入が懸念され、注意したい瑕疵となります。
また、外壁がサイディングの場合は、版と版の間のコーキングの経年劣化が雨の浸入につながります。注意したい箇所になります。

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3・建物の傾き

建具がきちんと閉まるか閉まらないかで、建物の傾きが簡単に分かります。「ボールを転がして転がるのを見る」と言いますが、かなり傾いていないと自然に転がりません。それよりも、建物のいたるところに建具がついていますので、閉り具合を確認することでも、懸念するべきかがわかります。アルミサッシの開け閉め、和室の引き戸の隙間、ドアが勝手に締まるなどの状態をみることでも傾いている懸念があるかどうかわかります。しかし、施工精度によるものやその部分だけ経年劣化も考えられますので建物全体をレーザーで詳細に調査することをお勧めいたします。

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以上のような気になるところがある場合は、インスペクションで原因を確認しましょう。

 

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