コラム

新築内覧会から引き渡しまでの流れと注意点

新築一戸建てが完成したあと、売買契約と内覧会が完了したら最後に待っているのが「引き渡し」です。鍵が手渡され、建物が正式に買主のものとなります。

特に初めて家を購入する方にとっては、契約から引き渡しまでの流れがどのようになっているか、何に注意しなければならないか、わからない点が多いはずです。

今回は、新築の住宅を購入した方向けに内覧会から引き渡しまでの流れと注意点をわかりやすく解説していきます。

新築インスペクション・内覧会

引き渡し当日までの流れ

1.内覧会(完成立会)

引き渡しの前に、建物が図面通りになっているかを契約者が確認できる機会のことです。外構を含め建物に不具合が無いかを細かくチェックしましょう。

2.再内覧会

内覧会時の指摘箇所が直っている事を確認するための会です。施工会社によって再内覧会は行わず、引き渡し後の確認になる場合もあります。そのため再内覧会を行うかを事前に確認しておくことが大切です。

3.引越しの見積もり

事前に複数社で見積を行う事で料金が比較しやすくなります。

4.購入費用・諸経費の支払い準備

住宅ローンを利用する場合は、現金とローンの比率を最終決定します。諸費用の金額は税金や手数料などで概算と異なる場合もあるため、しっかりと金額を確認しましょう。

5.銀行ローン契約

ローン年数、金利、毎月の支払額を最終確認しましょう。

6.電気/水道/ガスなどの手続き

あらかじめ契約と申し込みをしておきましょう。ガスを開栓する際は事前に手続きを進めましょう。ガス漏れがないかの検査が引越し当日では間に合わないケースがあるためです。

7.引き渡し当日

決済、書類、鍵の引き渡しを行います。家の設備についての説明、設備機器の保証書などの重要書類が渡されます。内覧会で指摘した箇所が直っているか最終確認しましょう。

内覧会で不具合が見つかった場合の補修期間として内覧会から引き渡しまでは1~2週間程度の期間を空けるのが一般的とされています。再内覧を希望する場合は2週間は必要です。

新築インスペクション・内覧会

引き渡し後のトラブルを避けるための6つのポイント

1.契約書にない約束ごとなどはメールや書面等で記録を残し、口頭のみにならないようにする。

2.是正・補修工事やオプション取り付けは引き渡しまでにする。

3.是正・補修工事が引き渡し前までに終わらない場合は、遅延理由と完了日を確認し、ハウスメーカーや売主からの書面の提出を要求する。

4.納得できない箇所がある場合は引き渡しを受けないようにする。

5.気になる箇所は遠慮せず伝える

6.内覧会時のチェックに自信が無い方は第三者機関の住宅診断会社に相談してみる

事前にトラブルを避けるためには、「内覧会のタイミングで細やかなチェックが出来るか」が大切になります。しっかりチェックしたつもりでもどうしても見落としはありますし、

引き渡し後になってから不備が見つかる事もあります。

また、内覧会では、施工会社と『言った言わない』のトラブルになることもあります。施工会社のミスやご自身の勘違いなど様々です。内覧会(完成立ち合い)の際には、それまでの打ち合わせ議事録や追加見積書を用意していくとその場で解決することもあります。

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まとめ

今回は、内覧会から引き渡し日までの流れについてお話ししてきましたが、「見落としが無いか不安だ」「トラブルにならないか心配」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方には、プロのホームインスペクターに内覧会に同行してもらう事をおすすめします。

住宅に精通した診断士が第三者の立場から、専門的に住宅の欠陥の有無・改修すべき箇所を専門の道具を用いて2時間程度かけて、細かく確認をしていきます。

また、専門会社を入れる事で施工会社の間違いや、説明にごまかされてしまう事の抑止にもなります。住宅は高価な買い物です。万が一がないとは限らないし、ご自身ではキズは見つけられますが、基礎の不具合や構造の不具合など専門の知識がないとわからないこともありますので、後悔しないためにも、内覧会の同行を一度検討してみてはいかがでしょうか。

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