コラム

戸建ての内覧会で見落としがちな注意点3選

初めて住宅の内覧会に行く時には、どんなポイントに注目して確認するとよいでしょうか。内覧会は、初めて完成した家を施主に披露する場ですので、表面上、見栄えがするように仕上げるのが普通です。しかし、表面上の仕上がりだけを見ていると肝心なポイントを見逃してしまう可能性も考えられます。

ここでは、住宅の内覧会で見るべきポイントを中心に解説しています。見落としがちな注意点をあらかじめ知っておいて、実際に内覧に行ったときに失敗しないよう気を付けてくださいね。

戸建ての内覧会で確認するべきポイント

建物ができる前に販売された戸建て住宅では、引き渡しの前に内覧会が実施されます。

内覧会で問題がなければそのまま工事完了となり、疑問点があればその場で質問し、必要であれば手直しの依頼をします。

多くの方は内覧会を初めて経験することになると思いますが、まずは注文通りに仕上がっているか、という点をしっかりと確認しておきましょう。

間取りが全然違うという事はないと思いますが、細かい寸法が違うケースはあり得ます。

寸法が違うと、想定している家具の配置が物理的に不可能となることも考えられますので、確実にチェックしたいポイントです。コンセントやスイッチの位置なども確認しておくといいでしょう。

引渡しのあとでキズの修復を依頼しても対応してもらえないことが一般的なので、キズは内覧会の時にしっかり見つけましょう。

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戸建ての内覧会に持参すると役立つアイテム

建物がきちんと建っているのか、建物は水平になっているのか、地盤は大丈夫なのかなどを、まず確認しましょう。

ご自身で用意できるものとしては、ビー玉があります。新築の場合、3/1000以上の傾いている時は問題(瑕疵)があると考えられますが、ビー玉はこの程度では転がらないことが多く、はっきりとはわかりません。コロコロ転がるのは何らかの問題があるので確認するのはいいと思いますが、できるなら水平器を用意していきましょう。

建具や床が地面に対して、水平になっていない場合、いざ住み始めたときに平衡感覚に異常をきたしてしまうこともあります。また建具の建付けが悪いと、扉が閉まらなくなるなど、問題が出てきます。さらに年月が経つと建物がゆがんできたりすることありますので注意したいですね。

サン住宅品質検査ではレーザーと水平器を使って縦と横の水平と垂直を部屋ごとに検査します。建物全体がどうなっているのかの確認をします。

内覧会にあると便利なアイテムとして、ほかにも定規や小さな鏡、デジカメ、懐中電灯などがあります。落ち着いて確認できるように暑さや寒さの対策も万全にしておくことをおすすめします。

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戸建ての内覧会で見落としがちな注意点3選

目に見えるところは確認できますが、見えないところは確認することが難しいものです。しかし、完成しても確認できる場所もありますので是非見てみましょう。

1.浴室の天井裏

2.床下の断熱材

3.台所下の配管

1の浴室の天井には点検口があります。そこをのぞいてみると建物の構造が見ることができますので懐中電灯を照らして奥まで見てみましょう。

2の床下はキッチンや洗面所などの床に床下点検口があります。そこから床下をのぞいてみると基礎の状態や床下の断熱の状態などを確認することができます。

3の台所や洗面台の配管は水を流してから、確認してみましょう。

いざ住み始めてから初めて、不具合に気が付く、ということも考えられます。

ドアの開閉は自然にできて当たり前と考えがちですが、建付けが悪く閉まらない、間取りに問題があって開けにくい、ということも考えられます。

家の中のドアは一通り開閉して、しっかり開け閉めができるか、確認しておきましょう。

内覧の結果、気になるところを見つけたら、遠慮せずに質問して疑問点を解消し、手直しが必要であれば依頼しましょう。

住宅会社への質問や返答については、記録に残すためにメモをとっておくことをおすすめします。

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まとめ

初めての内覧会では、要領がわからず見るべき重要なポイントを見逃してしまいがちです。

建物としての基本的な性能を備えているか、しっかりと確認する必要があります。

床が地面に対して水平に建っているか、というポイントは住み続けるための必須条件となりますので、正確に測っておきたいところです。

見えない箇所の配管、ドアの開閉がスムーズにできるかという点も確実に確認しておきましょう。疑問点や指摘箇所があれば遠慮せずに、はっきり伝えることも重要です。

 

自信のない方は、専門家であるホームインスペクター(住宅診断士)に依頼する事をおすすめします。特に基礎の状態の確認は専門家でないとわかりません。
また建築会社の説明が正しいのかどうか不安になることもあると思います。そんなことを避けるために、内覧会には専門家に同行してもらうことをおすすめします。

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