コラム

階段が崩落?アパートオーナーが気を付けるべきチェック項目

2021.07.5

階段が崩落?アパートオーナーが気を付けるべきチェック項目

「アパートの屋外階段に木材が使用され、防水処理がされず、腐食して階段が崩落寸前」「アパートの防火基準の界壁がなく、行政指導」などのニュースが報道されています。皆さんも、ご自身のアパートにもそういった問題がないか不安になっている方が多いのではないでしょうか。また、アパート経営をしてみたいけど、階段崩落などのトラブルがあることを考えると怖くて1歩を踏み出せないという方もいるでしょう。そこで今回は、アパートを経営するメリットやアパートオーナーが気を付けるべきチェック項目、問題点を見つけた際の対処方法について解説していきます。

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アパートを経営するメリットとは?

アパート経営には、住民の安全を確保するという重大な責任が伴いますが、その一方で多数のメリットも得られます。ここからは、アパートを経営するメリットについて解説していきます。

安定した不労所得を得ることができる

ワンルームマンションの1部屋を所有している方は、空室や滞納によって収入を得られないことがあります。しかしその一方、アパート経営はたとえ1部屋に空室や滞納などの問題が起きても、ほかの入居者からの家賃収入があります。そのため、すべて空き部屋にでもならない限りは、定年後でも安定して収入を得ることができるのです。

相続税や固定資産税の節税に最適

土地を上手く活用することで、相続税や固定資産税をかなり軽減することができます。例えば相続財産が現金である場合、そのままの金額に課税されてしまいます。しかし土地の場合であれば、現金の2~3割程度安く課税されるのです。課税対象が安くなればなるほど、当然支払う税金も節税できますよ。

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アパートオーナーが気を付けるべきチェック項目を確認!

収入面などで大きなメリットがあるアパート経営ですが、忘れてはいけないのが「住宅は住民の命を守るもの」という考え方です。現在アパートを経営されているオーナー様は、自身の所有しているアパートが危険な状況になっていないか、ご自身で確認をしてみましょう。1つ目は、「階段やテスリの軋みやぐらつき、変色、傾き」がないか。2つ目は、「アパートの階段固定部分に隙間やサビ、ひび割れ」がないかです。階段がまるごと崩れることはめったにありませんが、テスリは経年劣化による老朽化が起こります。錆に弱い鉄でできていることが多いため、特に根元の部分は雨水がたまり腐食しやすいため、事故につながりますので注意が必要です。

少しでも違和感を覚えたらトラブルが起きる前に専門業者に相談を!

所有しているアパートに少しでも違和感を覚えたら、人の命に関わる大きなトラブルが起きる前に専門家に相談し、ホームインスペクションを依頼しましょう。ホームインスペクションとは、利害関係のない第三者に建物の状況を診断してもらう住宅診断のことです。なにか問題が発生した場合は、アパートを建てた建築会社に相談し、手直しをしてもらうのが一般的です。建築会社のいうことが納得できない場合や施工ミスだと認めない場合には、第三者である専門業者に依頼をし、アパートの状態を診断してもらいましょう。中立的な立場でホームインスペクションを行い、専門的に説明してもらうことが大切です。専門家による診断結果があれば、建築会社の行動が変わってきます。

実績があるかどうか

千差万別であるアパートの状態を正確に診断するには、ホームインスペクション業者の経験や実績がとても重要です。これまでにどのようなアパートを何件診断してきたのか、遠慮せずに質問してみましょう。

同じ木造住宅でも、そこに住む人が限られている戸建て住宅と、第三者が借りて住むアパートでは建築基準法がかなり違ってきます。見るべき部分が変わってくるので、経験のある業者にお願いしたいですね。

説明の明瞭度

ホームインスペクション業者がどれだけ高度な調査をしても、その内容をあなたが理解できないのであれば意味がありません。この問題にはどう対応したら良いのかなどについて、専門用語をなるべく使用せずに分かりやすく説明してもらいましょう。

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まとめ

アパート経営には多数のメリットがありますが、その反面、住民の安全を確保するために、自身の所有アパートに問題点がないか都度確認しておく必要があります。もし問題点を発見した場合は、速やかに専門家であるホームインスペクション業者に診断を依頼するようにしましょう。判断が一瞬遅れるだけでも階段崩落などを引き起こす危険性が高まるため、アパートオーナーにはスピーディな対応力が求められます。

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